家を買うなんて馬鹿げてると信じてた男
「家をローンで買うなんて馬鹿げてる!」と34年間思い続けてきました。
その理由はこんな感じです。
- 「銀行に儲けさせてどうすの?」「自分が儲けないと!」
- 「金利を払う人間ではなくもらう人間になるのが目標です!」
- 「3,000万円の家を3%の金利で35年かけて払ったら、トータルで1,800万円も金利だけで払うことになるなんて!」
- 「3,000万円の価値の家を4,800万円も払って買うメリットなんてどこにある?」
- 「みんな似たような家に住んでるし」
- 「羨ましい家の設備も数年経てば古くなる」
- 「賃貸なら設備が壊れても、もし万が一地震で潰れても家主がやってくれる」
- 「みんなが家を買うから自分も買うなんていう考えは洗脳だ!」
ということを妻に言い続けてきました。
34才にもなると周りの友人はほとんどは結婚して子供を作り、家を買ってます。
この比率は環境によって変わってくるとは思いますが、子供ができたら家を買う人の確率は高いと思います。
当然、妻の友人関係も同じで、「家を建てる」「子供が生まれる」タイミングで家にお呼ばれする機会が増えます。
その度に妻は思いますよね。
「私もこんなキレイな家に住みたい」
「なぜ住めないの?」と(笑)
その度に上記に書いたような内容を言っては納得させてきました。
「家を買うリスクは大きいのだ」と。
私の周りの友人はそこまで深く考えることなく
- 「賃貸で同じぐらいの金額払うなら、ローンで払って最後に家が残る方が良い」
- 「家は資産になるけど、賃貸は資産にならない」
- 「あいつも買ってるし、大丈夫だろう(オレに買えない理由はない)」
- 「親も買ってるし、援助もしてくれるだろう」
という常識を疑うことなく信じて買ってます。
これを素直に信じて買った人の方が幸せかもしれませんね。
間違ってないですし、そう見えているのが普通だと思います。
しかし、私は「みんなと同じことをする」のが嫌なタイプなので、かなり疑問が湧きました。
「本当に、正しいのか?」
「結婚→子供誕生→家を買う」という王道パターンを自分が歩むのがなんとなく嫌だと感じてたのかもしれません。
疑問を解消するために調べてみることにしました。
冒頭の価値観ができたのは2つの本を読んだ影響を受けてます。
*他にも本は読んでいますが、振り返ってみるとこの2冊が印象深いです。
「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計 (講談社+α文庫) : 橘 玲, 海外投資を楽しむ会 : 本 : 銀行・金融業 : Amazon.co.jp
https://www.amazon.co.jp/お金は銀行に預けるな-金融リテラシーの基本と実践-光文社新書-勝間-和代/dp/433403425X
友人レベルでこのようなことを教えてくれたり、深く話し合うことがなかったので非常に印象的で脳にインプットされたのだと思います。
ちなみに読んだ時期は結婚1年目ぐらいです。
そんな私が結婚9年目に家を買う結果になりました。
同じ境遇の人はもとより、「結婚→子供誕生→家を買う」プロセスを辿る人には他人の経験が非常に参考になると思いますので、「悩み」「迷い」「決断」をわかりやすく書いていきたいと思います。
家族構成は
妻のお父さん 70才
自分 34才
妻 37才
長女 5才
次女 1才
の5人家族です。
現在は妻のお父さんの家で同居してる形になります。
いわゆるマスオさん状態ですね(笑)
その結婚9年目5才と1才の娘2人を育てる34才夫が「家をローンで買った!」理由を
なるべくさらけ出して書いていきますので、読むだけでしっかり疑似体験できると思います。
少しでもピンと来た人は他の記事も読んでいただけると嬉しいです。